第43回医療研究全国集会 in 千葉

分科会・問題提起【2017年6月30日(金)】

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分科会1

医療と福祉の実態を知り、医療・社会保障のあり方を考える
~いのちが守られる地域をつくろう~

 全国各地でいのちが守れない深刻な事態が起こっています。いつでも・どこでも・お金の心配なくかかれる医療や介護を実現することを目的にします。分科会では、全国の地域医療を守るレポートを集中していただき、交流したいと思います。また、「貧困」や様々な実践レポートもお待ちしています。

分科会2

地域包括ケア

 現在、厚生労働省が提起する「地域包括ケアシステム」は、様々な問題が指摘されています。しかし、本来は、医療・介護・福祉を中心に据えた、「人が安心して生き死にできる街づくり」の課題です。そこで、私たち医療労働者の立場から、本来の姿を提案すべく、具体的事例を参考に議論を深め、地域ネットワークの確立など、皆さんと共に考える分科会を目指します。

分科会3

保健予防活動を地域住民とともに
~健診・地域での健康づくりをすすめるために~

 「病気になったら治す」から「病気にならないように予防する」へ。健康への関心が増している現在、みなさんはどのようなアプローチを行い、地域住民の健康づくり。活動に取り組んでいますか?「健康」は私たち自身が作る時代です。健康診断や地域の健康づくり活動をテーマに共に話し合い、一緒に考えていきましょう。

分科会4

看護ケアの質 ~専門性を高める~

 医療関係職種の役割分担が検討され「看護業務とは何か」が問われています。 看護業務は保助看法に規定された「診療の補助」と「療養上の世話」に基づき行 われています。日々の実践により多くの喜びや、患者の支えとなっている業務が「療養上の世話」であり、看護本来の果たす役割であると思います。日々頑張っている多くの看護職の実践を元に、看護の質について討論したいと考えています。

分科会5

医療施設と在宅をつなぐケア
~多職種連携で患者を支える~

 地域医療構想や医療費適正化計画の見直し強化により、今後さらに入院ベッドの削減が見込まれます。ますます患者は医療施設から在宅療養を余儀なく課せられることになります。このような状況のなか、私達は、どのように多職種が連携し患者のニーズに沿ったケアをしていくのか、それぞれの立場の実践レポートをもとに多職種で討論を深めましょう。元気のでる分科会です!

分科会6

ともに育ちあう職場づくり ~看護介護の喜びを伝えたい~

 どんな看護・介護をめざし、何を大切に日々奮闘しているのか、世代や働く分野を越えて語り合いましょう。看護・介護本来の仕事ができ、一人ひとりが健康で豊かに働き続ける一助となるような交流をしましょう。看護学生の現状やその背景を知るミニ学習会も行います。日々の看護・介護実践、看護学生や職員育成の取り組み、現場を支える労働組合の活動などのレポートを募集しています。

分科会7

医療政策と看護労働

 もっと患者さんに寄り添った看護がしたい!でも、ベッドサイドに行く時間がどんどん減ってきている。入院を受けても患者さんへの対応より説明・同意書・PC入力と事務作業のオンパレード…。これでいいのか看護現場!現場の「これでいいのか!」を、あなたの目線でレポートして下さい。現場からのレポートを通して昨今の医療政策について考え、一緒に討論しましょう!

分科会8

障がい児(者)の権利と心に寄り添う医療・福祉
~障害児(者)が生き生きと暮らせるサポート体制の在り方を考える~

 障がい児(者)の方々が地域や施設で安心・安全に過ごせる、地域連携や障害 福祉サービス支援の在り方や、虐待防止法や差別防止法に基づく人権擁護とは、どうあるべきかを考え合いましょう。医療、福祉、介護に携わる皆さんの参加と、レポートをお待ちしています。

分科会9

変革が求められる日本の精神保健医療福祉
~患者主体の地域移行を一緒に考える~

 近年、精神保健医療福祉施策も地域医療型にギアチェンジし、国内法整備・障害者権利条約批准と、一定前進したが、日本の精神病床はいまだに33万床以上・1年以上の長期入院は64.6%である。近年、認知症対策として精神医療のあり方も問われ、新たな問題も浮き彫りになった。分科会ではこの閉塞的で病院主体の精神保健福祉施策がどうしたら改善できるか、一緒に考え運動の方向性を探る。

分科会10

リハビリテーションの現場で求められるもの

 リハビリテーションは従来の医療・介護・福祉の領域だけでなく、地域包括ケアシステムつくりにおいて重要な役割を担っていきます。私たちが患者、利用者一人ひとりの生活がより豊かになるように頑張っていること、日々大切にしている取り組みを共有し合い、また社会情勢の変化、制度の改定と共に変化する職場環境や労働条件について討論し、明日からの実践につなげていきましょう。

分科会11

患者のための臨床検査

 いのちを測る臨床検査の仕事に誇りを持って慟き続けるための討論を行っています。分科会は、レポート報告と課題別討論(夜勤問題、採血問題、業務拡大等)を中心に、全国の仲間と経験を共有します。恒例の交流会は、疲れを癒し親睦を深める場として定着しています。皆さんの参加とレポート報告をお待ちしています。

分科会12

病院、介護・福祉施設の給食改善
~治療食・介護食の充実めざして~

 全国の医療機関・介護施設・福祉施設で慟く給食部門の仲間が、職場での工夫や改善を話し合い、学び合う医療研究集会です。今職場には色々な困難が山積みのことと思います。しかし私たちは様々な課題を抱えながらも工夫を積み重ね「給食改善」を行ってきました。喝下食や介護食、治療食・チーム医療への参画等、改善の成果をこの医療研で交流・学習し、自分達の職場に持ち帰って新たな実践に結び付けてきました。激動の医療?福祉情勢の改悪の中、全国の仲間の経験や工夫、実践の成果を持ち寄って大いに学び合いましょう!!!

分科会13

職場の安全衛生と環境改善

 医療・福祉の職場では、長時間労働、腰痛、ハラスメントなど労慟者の安全と健康を害する様々な問題が存在しています。この分科会では、職場の安全衛生活動により改善された内容をレポート報告し、参加者の職場環境の改善につながるように討論を深めます。
 今回は、「違法な長時間過密労働の改善」をメインテーマに、医労連「医療・介護・福祉労働組合の安全衛生活動の手引き」を活用した分科会を企画中です。

分科会14

『介護労働』施設介護

 介護施設の入所制限や医療無資格者(介謹職)による医療行為の解禁など、介護の専門性が歪められ、ないがしろにされています。時間に追われる日常で、専門性を見失いがちですが、あらためて、介護の専門性を見直し、利用者一人ひとりの「その人らしさ」を尊重した介護とは何かを追究しましょう。

分科会15

『介護労働』在宅介護

 介護とは、在宅ケアの本質とは何でしょうか。人々の【生きる】ことに関わる介護 の本質は、日々の実践の中にこそ存在します。「包括支援」「自立支援」など言葉ばかりが先行する介護施策が広がる中で、最前線で「介護」を実践する介護職自身が、介護の本質と専門性を発信していくことが重要です。日々の在宅介護の実践をレポートにまとめ、分科会で深めて行きましょう。

分科会16

放射線労働者の処遇と原発問題
~放射線管理区域で働く労働者の賃金、手当、労働条件と全国にある原発の再稼動の問題を考える~

 管理区域という遮蔽された特殊な空間で業務を行う放射線労働者が正当な権利としての「手当て」「労働条件」他の待遇について論議します。参加者から様々な 不満、要望、施設改善、健康不安等意見を聞き交流し改善につなげていきます。
 午後は「原発事故から6年の現状と課題」を日本大学准教授 野口先生の講演を拝聴し、原発の様々な問題を参加者と論議、検討して行きます。

分科会17

薬と社会

 子宮頸がんワクチン被害の集団提訴、スイッチOTCについて医療費控除を認める「セルフメディケーション税制」のスタート、超高価薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が流通する等、薬の安全・安心な提供が本来の使命である薬局、薬剤師に向けられる課題は山積しています。超高齢・少子社会に向けて、地域の医療・介護施設と連携していかにその役割を果たすか、真に頼りにされるセルフケアのサポートはどうあるべきか等々を大いに話し合いましょう。積極的なレポート報告と参加をお待ちしています。

分科会18

動く分科会
「小樽・小林多喜二と労働者のたたかい」

 戦争法の強行、秘密保護法、共謀罪など「戦争する国づくり」がすすめられるなかで、労働者の誇りを命がけで貫いた小林多喜二ゆかりの地小樽を見学し、平和の願いを考える。

  • かでる2・7 (8:50集合)⇒かでる2・7 (9:00出発)⇒旭展望台多喜二 文学碑⇒小樽文学館⇒昼食(小樽市内)⇒かでる2・7 (15:30帰着)
  • 先驚80名:動く分科会参加費は、医療研参加費十4,500円(昼食代は含まれません)
  • 更新日:2017年3月10日