国立病院賃金職員
国のリストラ断じて許さない
全員雇用の世論盛り上げよう
 日本医労連は、定期大会で運動方針の基調を以下の3点、(1)安全・安心の医療確立へ、いのちと社会保障をまもる戦線の拡大を追求する、(2)“すべての分野の状態悪化”改善、生活と権利、国立病院職員の雇用をまもる、(3)働く権利をまもることと医療をまもることを統一し、組織力量と活動の強化をはかる、とし、この秋闘で全面実践の第一歩をすすめます。(秋の集会・行動展開図を参照)

 緊急する課題では、国立病院・療養所の賃金職員(定員外非常勤職員)の雇用継続を求めるたたかいが重要です。全労連には「闘争本部」が設置され、10月1日の理事長任命日にむけた取り組みの強化が呼びかけられています。
 当面、「雇用継続を求める100万署名」の達成に全力をあげます。合わせて地方の闘争委員会(共闘会議)で具体化を急ぎ、(1)定例宣伝・署名行動、10・1全国一斉宣伝、(2)病院所在地の自治体決議・意見書採択、(3)病院長への申し入れ、(4)10・16中央決起集会、(5)11・18〜20厚生労働省前座り込み行動などを成功させましょう。

猛暑の中、奮闘中

 雇用継続を求める署名は、全国各地で全医労を中心に奮闘が続いています。9月5日時点の集約では9万筆台に到達しています。
 愛媛支部のKさんは、町内会館で行われた「月桃の花」の映画会で、開会前に署名を呼びかけ、70筆を集めました。多くのみなさんが、「私も病院にかかっている。そんなことがあるんですか。忙しそうにしてるのに、人を減らされたら、困りますね」などと快く署名に応じてくれました。
 青森地区では、弘前支部、青森支部の他に、健生労組、地域労連なども参加して、弘前市内で街頭宣伝。市民からも共感を得て、457筆を集約、3人の方からカンパもいただきました。この行動を東奥日報が取材、報道しました。
 大牟田支部では、署名の目標を2カ月で達成しました。支部長は成功の秘訣として3つを上げています。(1)執行部の中にいた賃金職員の必死さが仲間を変えた。(2)街頭宣伝を行い、見える活動として職場に広がりをみせた。(3)集約・点検をきちっとやった、とのこと。
 国立病院を存続させ、地域医療を守る課題として位置づけ、産別・地域で包んだたたかいを展開しましょう。