精神病院労組第34回全国交流集会を開催
 10月3〜5日「第34回精神病院労組全国交流集会」は28単組74名が参加し伊東市で開催されました。
 日本医労連前川副委員長の挨拶に続き、氏家部会長が基調報告で「大きく変わるであろう精神医療保健の節目の今日、5〜10年を見すえた考え方とその運動をこの集会を契機に展開しよう」と強調しました。
 続いて全国共作連常務理事の藤井克徳氏が「入院中心からの脱却が本格化する精神科医療の課題」として記念講演を行い「宇都宮病院事件から来年で20年を迎え、人権擁護での視点が一定変化を生んだのは事実だが、精神医療施策としては基本的に変化に乏しく、制度の先行はこれまでも無い。医療現場からの労働組合の実践的運動課題として『持続・系統性』『適時性』『説得性』の追求と、『提案・提言・要望』の具体的提示が今後問われる」と運動の方向性を語りました。
 また、和歌山「麦の郷」田中秀樹氏が「地域における精神保健活動の実践と変化」と題し講演。各単組から特別報告・決意表明が続き3日間の日程を終えました。記念講演の内容は参加者の要望等でブックレットとして近々発行予定です。