福祉部会
実態調査取り組み福祉の地位向上へ
 10月18〜19日、福祉部会は静岡県伊東で「第16回福祉労組全国交流集会」を開催。全体で3全国12県医労連43名が参加しました。
 記念講演では、都留文化大学の後藤道夫先生より「構造改革」がもたらした雇用・生活破壊の現状、日本の賃金と年金・社会保障制度の貧困さとの関わり、ヨーロッパ福祉国家と日本との違いなどについて話していただきました。
 分科会は(1)児童・障害児福祉、(2)老人福祉、(3)ホームヘルパーの3つに分かれて、実態交流と論議。(3)については民医連・生協部会との合同でした。分科会の中では、人員不足やそれに伴う勤務パターンの複雑化、サービス残業、腰痛などの健康問題、職能給問題、ヘルパーの賃金・労働条件改善と地位向上、組織化の課題などについて、経験と教訓も含め交流しました。
 最後に「福祉労働者実態調査」やホームヘルパーアンケートの取り組みを通じて、「働くルール」確立、地域での運動などをすすめようと意思統一しました。