宮城発 公立黒川病院存続求め
住民懇談会に100名
 10月24日夜、公立黒川病院の存続を求める「住民こんだん会」(公立黒川病院職組主催)が宮城県大和町で開かれ、同病院の患者、職員・組合員始め、周辺4町村(大和・大郷・富谷・大衡)から100名を越える住民の方々が出席しました。
 最初に同病院職員組合から「こんだん会」呼びかけ人の経過が報告され、地域行政事務所が「公立黒川病院の民間学校法人への移譲を、住民・職員への十分な説明なしに検討している」問題点が指摘され、公的医療存続の必要性を参加者に訴えました。
 参加者からは「行政事務組合や病院管理者は、もっと郡民の声を聞くべき」(区長さん他)、「赤字の原因は新築移転ではないのか、何のための移転だったか」「行政事務組合の対応、あまりにも遅すぎる」「病院を住民にPRすべき」(町民)「もっと住民の輪を広げていくべき」(婦人会役員)など積極的意見が相次ぎました。
 また、町議からは「組合議会の中でも理事会側からの具体的説明が足りなかった」と理事会運営への意見が出されました。
 最後に主催者から「公立黒川病院の存続を求める議会署名」と運動を推進する「住民の会」(仮称)の結成が提案され、参加者全員の拍手で確認されました。
(『医労連みやぎ(速報)』03年10月27日付より)