一般病院部会・全国交流集会
成果主義賃金との対抗軸を
 10月25〜26日、第6回民間病院労組全国交流集会が伊東市で開催され、全国から15県24単組41名が参加しました。
 武藤部会長が挨拶を行い、続いて全国病院経営管理学会の西中常務理事より「人件費を中心とした病院経営の概要と人事管理」と題し講演いただきました。
 講演では業績連動型賞与・年俸制・退職金制度の動向が「調査結果」を基に話され、職能給・成果主義賃金が医療分野にも導入されてきている中、労働組合がある職場では2〜3%の導入と極めて低率と指摘され、今後の我々の運動の焦点として注目されます。
 桂木事務局長は基調報告で、看護師が他産業に比べ平均賃金で5万円も低く、高校教員とは10万円の格差があると強調。また正職員とパート労働者の生涯賃金では3倍以上の格差がある事を数字で示しました。 
 続く特別報告では函館中央病院労組の人事考課制度導入問題、恵寿病院労組「医療機能評価」問題、竹田綜合病院労組「人事制度アンケート」の比較・分析が発表され、杏雲堂平塚病院労組からは「病院存続運動」に関わる職場からの力強い訴えが行われました。