かならず請求しよう時間外
サービス残業なくせ 【全日赤京都第二】

 03秋闘で“サービス残業をなくそう”の取り組みを強めました。「組合ニュース」やポスターでキャンペーンをはり、手帳に貼れるサイズの時間外労働記録用紙を作って配布。団交でも必ず、病院の姿勢を追及し「実働した分は請求すれば時間外手当を支払うという対応をしている。請求したものを制限したり(始業前がだめだとか)制限していない」との回答を引き出しました。
 この取り組みの中で組合員から“こんな時は時間外が取れますか?”の質問が寄せられたのをきっかけに、外科病棟で術前の早出業務が午前8時からになっているに、実際は業務手順でも7時50分から業務につくようになっており、時間外請求も出来なかったことが判明。12月からの勤務時間変更に伴って、1回の早出につき10分間ですが、2年間にさかのぼってサービス残業分の支払いを約束させました。
 また、年明けのコンピュータ導入に向けて、会議や研修、シュミレーション、リハーサルなど時間外はもちろん、週休・土・日の出勤は休日出勤扱いにすることを確認し、知らせています。
 取り組みを反映して、組合員が少なくて時間外が取りにくかった職場の雰囲気も少しずつ変化し“取れるようになった”という声も出ています。病棟でも始業時間前の時間外を請求したり、病棟の委員会もみんなで請求しようと意思統一している職場もあり、少しずつですが確実に運動の成果が広がってきていると感じています。
 しかし、新年からコンピュータの導入に伴い、膨大な時間外労働が発生しています。時間外労働をへらすことと、“こんなときは時間外請求しよう”の取り組みを引き続き強めていきたいと思っています。
(全日赤京都第二・都出書記次長)