医療・航空・新聞の3労組が女性集会で訴え
「イラク派兵の中止を」

 1月13日、「自衛隊のイラク派遣の中止を求める女たちの集会」が国会内で行われ、作家の山崎朋子さんなど160名が参加しました。集会を呼びかけたのは、日本医労連の田中千恵子中央執行委員長、航空労組連絡会の内田妙子議長、日本新聞労働組合連合の明珍美紀委員長です。
 集会に先立って行われた小泉首相への緊急要請には全日赤の太田千枝子委員長が参加、「即刻中止を求め、外交による解決」を求めました。続く記者会見では、「自衛隊を派遣すれば、日本の民間機がテロの標的になる」「劣化ウラン弾により癌の発生率が湾岸戦争の19倍と報道されている、自衛隊派遣ではなく人道支援を」「第2次世界大戦で従軍看護婦を送り出した経験から絶対に許せない」「報道の自粛規制は許せない」とそれぞれの立場から訴えました。
 集会に至った経緯を田中委員長が報告、「憲法を踏みにじり、第2次世界大戦後初めて、泥沼の戦場に自衛隊が派遣されるという緊急の情勢、どこからでも行動を起こそう」と呼びかけました。
 その後、参加者のリレートークが行われ、「旭川で宣伝したら、自衛官が自分が断れば他の人が行くことになると言っていた」「メディア規制など国家権力は許せない」「こんなに簡単に日本国憲法が変えられてよいのか」「航空・医療・報道という最も戦争に関連する労組の呼びかけに感動した。さらに運動を広げよう」等々の発言が相次ぎ、集会をきっかけに全国で行動を起こそうと決意しあいました。