イラク派兵撤回、年金改悪阻止へ
全国で多彩に行動
バレンタイン行動や2.25地域総行動など

 04春闘は、自衛隊のイラク派兵を強行し、医療・社会保障の切り捨てをすすめる小泉悪政との対決が大きな課題です。

イラク派兵やめよ 全国で行動を

 バレンタインデーの前日の2月13日には、有楽町・マリオン前で客室乗務員や看護師らが、自衛隊派遣中止を訴えて、メッセージ付きのチョコを配布する宣伝行動。50人の参加者らは、赤いハート型のプラカードや横断幕を手にして、道行く人々に派兵中止を訴えました。
 この行動は、日本医労連と航空労組連、新聞労連の女性議長・委員長が呼びかけたもので、1月に共同の集会を開催していらい、2月26日にも国会内での集会を開催しています。
 また同日夕方には、明治公園で1万2千人を集めた「派兵反対」集会が開催され、毎日新聞が報道しました。
 いま大手メディアは、「イラク派兵反対」の世論を意図的に伝えようとしません。マスコミが無視できないほどの草の根の運動を展開することが重要になってきています。その意味で3月20日に、世界中で呼びかけられている「反戦の共同行動」の大きな成功が求められています。

全国1千カ所で地域からうねりを

 全労連・春闘共闘が呼びかけた「2・25地域総行動」では、全国1千カ所を越える場所で早朝からの駅頭宣伝、昼休み・夕方の集会やデモ・パレードなどが行われました。
 前日まで猛吹雪に襲われていた北海道・札幌では、2月25日、一転暖かい天気に。北海道医労連では、組合員一人ひとりが、それぞれ5枚のビラを地域などに配ることを提起しました。また「全組合員参加の春闘に」をスローガンに、地域から春闘をたたかうことにしています。

度重なる改悪は許さない世論を

 今国会で審議されている年金改悪は、ただでさえ生活保護水準以下に置かれた年金生活者の年金すら、給付をさらに切り下げる日本国憲法25条の「生存権」にかかわる大問題です。
 「医療労働者(年金問題特集号)」なども活用した組合員学習を行い、「4・15スト」に向けた準備をすすめましょう。