3.5中央行動
春闘勝利へ決起

9省局で政府交渉、国会議員要請

 春の陽射しが穏やかな3月5日、日本医労連は、全労連・春闘共闘主催の「すべての労働者に賃上げを! 年金改悪阻止、春闘勝利 3・5総決起集会」に結集し、あわせて厚生労働省、総務省、文部科学省などとの政府交渉、国会議員への要請行動などを行いました。

 この日は、日本医労連として全国から460人が参加。また同時に行われた全労連女性部、青年部の行動にも積極的に応えました。

「菜の花」行動で女性のアピール

 5日は、早朝から女性部が銀座マリオン前で「菜の花行動」と称して宣伝。黄色いネッカチーフを巻いた女性組合員ら50名が、イラク派兵中止・年金改悪反対のポケットティッシュとチラシを配布しました。
 チラシの受け取りは非常によく、その関心の高さがうかがえました。
 また青年部も午前中の厚労省前行動につづき、「青年の雇用確保」を求める議員要請、日本経団連前要請行動に取り組みました。

医労連の諸要求に賛同の広がりも

 日比谷野音での中央集会の後、政府交渉と平行して行われた国会議員要請行動には、220名が参加。手分けをして衆参の議員を訪問しました。
 この日の議員会館は、女性部・青年部やその他の要請団でごったがえし、議員会館職員らが驚きの表情を隠せないくらいの混みようでした。
 議員要請では、2月の3回の要請行動を含め、8割以上の議員にあたってきたことになります。FAXでの返答は、3月10日現在、21議員からですが、口頭での賛同などもあり、私たちの要求への賛同が広がっています。

医療現場の厳しさ十分承知している

 国立病院・賃金職員問題では、非常勤職員になって年収が半減することなどに驚きを持って受け止められたり、看護職員の増員についても、「医療労働者の厳しい職場実態は非常に実感している」などの受け止めも数多くありました。
 しかし、公明党議員の部屋では、「イラク派兵中止」を求めたところ、「あれは『派兵』ではなく、『派遣』だ。あんたたち、何を考えている」と一蹴された要請団もあり、「あれが平和の党といっていた政党か」と参加者も怒りに肩を震わせる場面もありました。

地元議員事務所へ積極的な要請を

 今後の国会行動は、年金問題が山場となる時期に情勢をみての判断になりますが、これからは国会議員の地元事務所への要請行動を強めていくことが求められています。
 各政党もこの夏の参議院選挙を控え、とりわけ年金問題をめぐっては、国民の怒りの盛り上がりを注目、警戒しています。
 イラク派兵中止や「4・15年金ストライキ」成功へ向けた運動など、医療・年金・社会保障改悪を許さない国民世論を喚起していくことが、私たちに求められています。