東京医労連・ヘルパー協議会がアンケート集約
ホームヘルパーの労働条件改善へ

 東京医労連ヘルパー協議会では、全労連が提起した「ヘルパーアンケート」に取り組み、03年11月から04年2月まで、医労連組織内事業所のヘルパーと医労連の集約担当地域(江戸川、板橋、中野、立川)内のヘルパー事業所からアンケートを集め、その分の集約を行いました。

 アンケートの集約数は、医労連組織内事業所(以下、組織内)から235枚、組織外事業所(以下、一般)から79枚、合計で314枚を回収しました。
 主な構成では、男女比は1対9で、6割弱が50〜60歳代の年齢層(民間は10〜20代が3分の1を占める)、経験年数にはばらつきが見られ、8割が2級ヘルパー。全体では4分の3が非正規職員ですが、一般では正規職員の割合が6割弱(これは事業所責任者などからの回答が多い結果を表すものか?)でした。また、事業所の掛け持ち登録(雇用契約)は意外と少なく、9割以上が1カ所の事業所で勤務していました。
 月の平均就労時間は、3分の1が50時間以下、80時間未満が60%を越えていました。
 月の平均収入は、10万円以下が60%近くを占め、ヘルパーの仕事だけでは生計は成り立たない実態です。
 また組合の有無で労働条件にかなり差がありました。