4・15年金スト 全国で100万人が行動
年金・イラク問題など集会・宣伝・パレード

 全労連・国民春闘共闘が呼びかけた「4・15 年金ストライキ」には、全国で32単産、47都道府県で、国民的な共同を含めて、100万人以上が参加し、過去最大の規模の統一行動となりました。日本医労連では、全国で、7万5千人が集会や署名宣伝、デモ・パレードなどの行動に立ち上がり、「年金改悪やめよ」と訴えました。

白衣の宣伝行動に短時間で署名集約
 新潟では、「04春闘 白衣の総行動」に約100名が参加。市内の繁華街で署名・宣伝行動、デモ行進などを行いました。白衣での訴えに反応もよく、増員署名を481筆、年金署名を83筆集めました。
 日本医労連も医療労働会館勤務者20名で、浅草・雷門前で、年金とイラク問題での署名・宣伝。観光客や修学旅行中の中学生、人力車のお兄さん、お姉さんらとも対話になりました。
県内500カ所で、年金学習すすめる
 秋田県では、県労連・社保協などの主催で、「まったくごしゃげる!(とても腹が立つ)史上最悪の年金大改悪 4・15県民大集会」が開催され、約550人が参加。アトラクションには元「ニュースペーパー」の松元ヒロさんのコント、記念講演に公文昭夫さんを招いて学習しました。
 集会当日までに全県500カ所を越える年金制度の学習活動や署名行動を行って、署名行動には青年が飛び入り参加するなどの動きも。さらに「年金改悪反対」の意見ポスターには、個人692名、団体170の賛同が寄せられています。また集会では、坂口厚労大臣あての独自要請ハガキも277枚集まりました。
青年・学生も関心高い年金
 山梨では、早朝宣伝を県内45駅頭で一斉に実施。早朝6時半から、通勤・通学者にビラ配布しました。年金問題に対する関心は高く、社会人だけではなく、学生もビラを受け取っていました。昼からは、甲府市中央公園で集会を行ない、約200人が参加。その後、「年金改悪法案を廃案に」「国の負担で最低保障年金の創設を」と訴え、デモ行進しました。参加した青年は「こんな年金制度では安心して暮らすことができない。年金制度改悪は絶対やめさせなければならない」と語っていました。
知事に請願署名を提出
 島根では松江や出雲、大田、益田の各市で宣伝・署名や集会・デモ行進が行われ、約200名が参加しました。松江市では、しまね労連や山陰医労連、年金者組合などが午後2時、末次公園での集会に約100名が参加。その後、デモ行進しながら、途中、県知事に1195人分の請願署名を提出しました。