小泉与党 年金法を強行

保険料はうなぎのぼり、給付は年々ダウン

 小泉自公与党は、年金改革法案を、6月5日、数の力で強行採決しました。
 政府は当初、国民年金保険料は、1万6900円を上限に、給付は現役世代の50%以上水準を維持、と説明していました。ところが、これがまったくのゴマカシで、年金保険料は賃金スライドで上がり続け、給付は最初の給付だけが50%で後は年々下がり続けることが明らかになりました。
 問題が明らかになり国民の多くが、「今回の法案は廃案にして、仕切りなおせ」と考えているのにもかかわらず、審議を一方的に打ち切り、力づくで法案を押し通した自公与党に、国民の批判が高まっています。
 6月5〜6日に行われた世論調査では、「強行採決は問題…75%」「審議は不十分…84%」などと、国民の多くは、今回の暴挙を納得も支持もしていません。
 国民の将来設計を根底から揺るがす年金制度の改革を国民の合意もなしに押し通すことは到底認められません。来たる参院選で、「うそつき・国民いじめ」の政治家・政党に審判を下しましょう。