この国の未来選ぶのは私たち

ウソ・ゴマカシの自公政治、やめさせよう!

 自民・公明与党は、参議院で野党の質問者を残したままとうとう年金法案を力づくで採決してしまいました。ウソ・ゴマカシにまみれた年金法案を、です。
 法案提出した内閣自身が、未納議員だらけ。しかも法案の中身もウソ・ゴマカシだらけ。「100年安心」どころか「孫子の代まで不安」。まったく国民をバカにするにもほどがあります。
 小泉首相は、イラク戦争でも有事法制でも、アメリカ・ブッシュの顔色ばかりをうかがっています。また小泉「構造改革」路線は、「規制緩和」をおしすすめ、「強きものはより強く、貧しきものはさらに貧しく」と弱肉強食の世界をつくりだそうとしています。
 この際、「国民いじめ」にしか能のない、厚顔無恥で自浄作用を持たない政党・政治家には、今度の参院選で審判を下すことが必要ではないでしょうか。


【平和】
戦争する国になっていいのでしょうか?
 「政府の行為によって再び戦争の惨禍の起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、…」
 日本国憲法前文は、このようにうたっています。ところが現実の日本は、アメリカの起こした無法なイラク戦争に協力し、自衛隊を派遣しています。このことによって、日本は「アメリカの味方=イラクの敵」とみなされ、邦人人質事件や日本人ジャーナリスト殺害などの悲しい出来事が起きました。
 通常国会では、日本を「有事法制」の総仕上げとして有事関連法案が9割の国会議員の賛成で衆議院を通っています。
 平和憲法・第9条を持つ日本が、このまま「戦争する国」になっていいのでしょうか。

【年金】
あなたは、許せますか? 未納問題、ウソで固めた年金法案
1.保険料
与党説明
▼「上限を固定し歯止め」
 政府・与党はこれまで、国民年金保険料は2017年度以降、「月1万6900円を上限に固定する」と説明。
実際には
▼「国民保険料に上限なし」
 しかし厚労省の試算では、09年度以降物価・賃金上昇に応じ上がり続け、月2万円を超え(17年度)、3万円以上(37年度)になることが、参議院の法案審議で明らかに。

2.給 付
与党説明
▼「現役世代の %を確保」
 政府はこれまで、「給付水準は現役世代の %を確保する」と説明。
実際には
▼「共働き世帯は3割台、男子単身者は3割割れに」
 しかし、「モデル世帯」でも今年 歳の人の「5割維持」は給付開始の1年目のみ。共働き世帯では「3割台」の給付、男子単身者では「3割割れ」となる状況で %水準確保どころではありません。

3.百年安心
与党説明
▼「100年安心の年金」
実際には
▼「国民の7割が法案成立には反対。政府案では100年不安!」

4.未納問題
閣僚・政党幹部・国会議員の「未納問題」
 年金法案の衆議院通過と前後して、マスコミや国民の間で大問題となった「年金未納問題」。全ての未納議員の公表とともに、未納閣僚はケジメをつけるべきです。

【医療介護】
“命の沙汰も金しだい”規制緩和で、医療を金もうけの道具に
 政府は、医療・福祉を社会保障として充実させるのではなく、破壊への道をたどっています。
 国の責任を放棄し、国や自治体、公的病院を「官製市場」と称しながら、ことごとく民営化し、「公的サービス」の限りない民間開放をねらっています。
 医療・介護労働者も大半を下請けや派遣職員に置き換えようとしています。限りない患者負担の増加とともに、規制緩和と営利化への再編が、小泉「医療・社会保障改革」です。