【長厚労】
地域医療懇談会を27年住民とともにつくって

 長野県厚生連労働組合(長厚労)では、健康で豊かな安心の地域づくりにむけた活動、協同組合らしい病院づくりの活動を大切な活動の柱として位置づけ、今年度も取り組みを行ってきました。
 病院祭は、今年度もすべての病院で開催され、地域に開かれた病院として、地域の健康祭、文化交流の場として定着してきています。地域のみなさんにきていただくだけでなく、一緒に参加していただくことを追求してきました。今年も農業団体、生活改善団体、障害者団体、PTA・学校等の各種団体のみなさんに参加していただきました。
 地域医療懇談会は、6支部で開催されました。医療、福祉労働者と患者・地域住民がともに手を携えて、時々の医療、福祉の情勢に見あったテーマについて学習し、そこで話し合った内容を日常の医療活動や病院の運営に反映させる。さらに、社会保障の拡充運動や健康で豊かな地域づくりにむけた協同の運動を築いていく、そうした運動を切り開いていくための機会として、毎年開催が続けられています。すでに27年間続けている支部もあります。この取り組みも準備段階から地域住民に参加していただくこと、開催会場もできる限り地域に出ておこなうよう努力を続けています。
 地域保健、福祉活動は、多くが事業化していますが、実践保健大学、地域保健福祉大学、健康セミナー、介護セミナーなどは、地域で健康づくり運動を推進するリーダーを養成するという地域づくりの大切な運動として、労組としても位置づけ共同で取り組みました。
 農協の病院である厚生連病院の労働組合として、食と健康、農業を守る取り組みにも全力をあげています。佐久地方では「第8回食と農のつどい」が開かれ、つどいの成功にむけて、女性部を中心に積極的に関わることができました。
 さらに今年は、3年ごとに実施している「医療アンケート」を厚生連と労組共同で取り組みました。
 介護保険をよくする市民の会の取り組みをはじめとして介護保険改善の取り組みも前進しています。
(長厚労・渡辺一信)