四国・徳島の養成所へ各県が協力
見えた!看護師への道

徳島で通信制開校
 徳島県で、県立看護学校に2年課程通信制の設置が決定し、開校にむけた動きが具体化してきました。四国の他の3県でも、県内設置にむけ、県交渉などを行ってきましたが、対象准看護師数や希望者数、県の財政的事情など大きな問題を抱えていました。この間、日本医労連四国地方協では、4県の共同運営を求める要請書をそれぞれの県に申し入れ、交渉を行ってきました。

四国4県協力して
 6月20日に高知で開催された四国の知事会で、徳島県知事から開校予定の養成所への協力要請があり、他の3県の知事が了承しました。
 この中で明らかになったことは、2005年から県立看護学校に通信制を開設、定員は250名。4県が各50名の枠で、他の50名は四国外とする。入学者の選抜は、レポート審査による。病院見学実習と面接授業は各県で行う。授業料は無理のない程度にしたい。各病院への協力依頼は県医師会などを通じて行う。放送大学の柔軟な活用やレポート数などは、今後具体化していくというもの。

未組織参加し交渉
 高知県医労連での県との話し合いには、未組織病院の准看護師や、民間病院の総看護師長なども参加しています。自分たちが運動で切り開いてきた展望を、一人でも多くの准看護師に知らせようと、8月に行う学習会の案内状を県内全病院の看護部に送付したところです。引き続き、「看護師への道」を切り開く運動を強めたいと思います。
(高知・田口朝光)