泥・泥・泥…いまもつめ跡深く
豪雨被災 一刻もはやい復旧を

スコップ手に279名がボランティア支援  新潟厚生連・県医労連

100世帯超える組合員が被災
 死者15人、全壊30棟、床上浸水9000世帯を超える被害をだした「7・13新潟水害」から1カ月が経ちました。泥やゴミの搬出も終わり、仮設住宅への入居もはじまるなど、以前の生活にもどろうとの懸命の作業が続いています。
 新潟県医労連では、5組合で100世帯を超える組合員が被災しました。

ボランティア279名が厚生連・医労連から
 17日・18日には、もっとも被害の大きかった三条・中之島地域に住む組合員宅に、厚生連を中心に県医労連からも参加し、279名のボランティア支援が入りました。すべての橋が通行止めのため、スコップを持って、30分以上も歩いて被災地に入りました。
 1メートルを超える床上浸水のため、1階にある家具や家電、仏壇まで泥だらけで、どこから手をつけていいのか途方にくれたというのが、第一印象でした。
 泥で汚れた家具、畳などを外に出し、床板をはぐと床下もドロだらけで、掘ってはドロを外までバケツリレー。1班4人でも手が足りず、作業が終わった班も合流して復旧作業にあたりました。

敏速な支援が住民の間で評判に
 お盆前に義援金を渡そうと、職場訪問した際には、明るさを取り戻し、「本当に、支援ありがとうございました。仮設住宅で当分の間生活することになりましたが、いち早く駆けつけてのボランティア支援は、近所でも評判になっています」と感謝の言葉をいただきました。

頼りになった医労連共済
 被災の情報が入るや、日本医労連共済では、羽根田常務理事を派遣し、被災の状況調査を行いました。
 現地の組合員は、心より「頼りになる共済、こういう時こそ共済」と感じました。

復興にむけ支援を
 住宅、農業、地場産業など完全復興には、まだまだ多くの時間と皆さまからのご支援が必要かと存じます。
 ひき続き、ご支援とご協力をお願いし、7・13新潟水害支援活動へのお礼のあいさつといたします。本当に、ありがとうございました。
(新潟県医労連・大高書記長)