【宮城】公立黒川病院の存続めざして
「04夏・ナースウェーブinまほろば」

 宮城県北部にある公立黒川病院は、昨年9月に民間への移譲問題が持ち上がりました。病院を存続させるために、「黒川病院を守る会」が発足し、地域の守る会の皆さんや黒川病院職組の仲間と県医労連、県労連が一体となって運動を展開しています。
 宮城県医労連は8月7日、黒川病院地域の「まほろば・夏祭り」にあわせ、同じ会場で「04夏・ナースウェーブinまほろば」を開催しました。大変な猛暑の中、黒川病院職組の仲間と守る会の皆さん、加盟単組の仲間が汗だくになり「保険証はいりません、ただです。血圧・体脂肪を測って見ませんか」の呼びかけに、地元の住民302名の方が応じてくださいました。
 地元の方から、「看護師さんがんばって」「先生もっと増やして」「もっと評判のよい病院にしてください」の声や、赤字経営に関する問題、移譲の状況などを聞かれる場面も見られました。
 「04夏・ナースウェーブinまほろば」には、総勢37名が参加し、大成功。黒川病院の仲間はもちろんのこと、県医労連の仲間も元気の出る一日でした。
 8月30日、黒川地域行政事務組合の浅野元理事長は、8月末に公募による移譲を決める方針を打ち出していましたが、事実上、移譲方針の断念を発表しました。予断は許されない状況にありますが、私たちの運動と町民、患者の世論が情勢を変えつつあります。