平井昭夫県知事候補(元日本医労連中執)
岡山県知事選への抱負を語る

 私が、来る10月7日告示、24日投票で行われる岡山県知事選挙に立候補要請を受け、決意した最大の要因は「16年間継続した岡山県における革新統一の流れを絶つことはできない」という信念です。16年前から岡山県知事選挙は、「オール与党」対「革新・民主勢力」の闘いとして繰り広げられ、これまで継続してきた県政民主化の運動の渦中にいた者の一人として「私で役に立つのなら」の思いで引き受けました。
 私は知事選挙にあたって(1)憲法を県政と生活のすみずみに生かす、(2)県民の目線で県政をすすめる、ことを訴えます。いま、憲法9条改悪のたくらみが進められ、改憲勢力に支えられる現知事では県民の「9条守れ」の願いは託せません。「社会保障の財源に消費税」などこんな理屈が罷り通る政治に県民の怒りが渦巻いています。私は憲法9条を守る立場を鮮明に、憲法25条が真に生かされた県政を進めたいと考えています。私は18歳の時に「人間裁判」で有名な朝日茂さんに出会い、人間の尊厳を学び、権利は闘ってこそ守られると教えられました。憲法を県政と暮らしの隅々に生かすことが今ほど求められている時はありません。
 岡山県の現状は、全国第一の破綻した県財政です。1兆1千億円の借金は、県民一人当たり60万円、不況の影響で県民税収入はバブル期の6割、地方交付税の引き下げもありますが問題はムダ使いです。歴代のオール与党に支えられた知事のムダ使い県政は相変わらず続く一方、県民のいのち・暮らしの施策が大きく立ち遅れ、県民の目線で県政を見た時、県政のあり方を大きく変えていかなければの思いが一層強くなります。
 私は40年間の医療労働運動で学んだ経験を生かし、県民一人ひとりが大切にされる県政めざし全力で奮闘する決意です。全国の仲間の皆さんのご支援をお願いします。