年末一時金 平均2.13ヶ月
ほぼ「昨年並み」確保
 04秋闘の年末一時金回答は、現在までに272の組合で回答が出され、平均2.13ヶ月+31,360円、平均額で554,832円となっています。昨年実績比で平均0.087ヶ月マイナスですが、多くの単組・支部でほぼ「昨年並み以上」を確保しています。最高は、東京・癌研労組の3.35ヶ月+42,000円、全職平均1,083,791円。また、昨年実績との比較で「昨年より上」が54組合(20.4%)、「昨年と同じ」が98組合(37.0%)と「昨年並み以上」が57%を超え、全体では、ほぼ「昨年並み」を確保してきています。
 今年の診療報酬改定は、私たちの闘いもあり「マイナス改定」を許しませんでしたが、その後の調査で病院経営は、多くの施設で「トントンかややプラス」の状況で、年末一時金の「昨年並み確保」「昨年以上」は、当然といえます。一部の経営者が「収支見通し赤字」を理由に「昨年よりマイナス」を回答していますが、それは「診療報酬の影響」というより、多くが「経営の問題」であり、その責任を労働者に転嫁することは断じて許されません。
 いま、病院経営を守り、発展させるためにも、働く労働者を大切にし、その生活と権利を守り、働き甲斐を持てる職場にすることが求められています。今秋闘はそのたたかいの正念場になります。