大学部会 労組へ高まる期待
職場提言運動へ
 医療事故防止、安全な医療の実現へ、職場総点検と提言活動に取り組もう−
 10月23〜24日、日本医労連大学部会(久保輝子議長・関西医大労組)のよびかけで「2004年秋・全国医科系大学労組交流集会」が東京女子医大で開催されました。全大教・藤田進書記次長が「特別報告」。今年4月からの国立大学の法人化移行に伴って、就業規則や労使協定問題をめぐり、組合の役割がいっそう高まるなかでの、組織拡大の前進が紹介されました。
 討論では、管理職を対象に成果主義賃金を試行(東京女子医大)、病棟クラーク導入による看護師削減提案(岩手医大)など、私大における様々な「合理化」攻撃が報告され、「国立大学でも例外ではない、団交の進め方や日常活動など、交流をもっと強めたい」との感想も出されました。
 集会は、医科系大学共通の課題に基づく共同を発展させようと毎年開催されているもので、全国の国公私立大学から19大学93名が参加。4月からの研修医制度変更に伴う医療・看護体制改善、サービス残業解消にむけた職場退勤時間調査など、安全な医療確立と働きやすい職場をめざして「職場提言活動」に取り組むことを確認しました。