成果主義賃金対策会議
医療・福祉になじまない 断固とした闘いを

 日本医労連は11月20日、成果主義賃金対策会議を開催。全国から172人が参加、導入を許さない決意を固め合いました。
 会議では田中委員長のあいさつに続き、早川征一郎法政大学教授が記念講演。早川氏は、成果主義賃金のねらいと問題点をわかりやすく解明するととともに、「日本医労連がたたかいのトップバッターになってほしい」と激励。
 西川書記長が問題提起。医療・福祉経営者は導入に本腰を入れているが、多くの組合がたたかって導入を許していないことに確信を持つこと、また、成果主義賃金が医療・福祉に相容れないと強調、全職員、患者・地域住民に支持を広げてたたかおうと、訴えました。
 健保労組、竹田綜合病院労組(福島)、結核予防会労組(東京)、鹿児島医療生協労組からの「特別報告」を受け、討論。学習を通じて世論化をはかり、スト配置や産別団交など、断固とした姿勢で導入を阻止している教訓や、とりくみが紹介されました。
 震災の中で奮闘する小千谷病院労組からも3名が参加、多数派組合も動かし、経営側に導入を断念させたとの報告もありました。