2005年春 看護要求実現全国交流集会
増員闘争の大波を

 2月3・4日、「2005年春・看護要求実現全国交流集会」が熱海で開催され、7全国組合43県医労連203名の参加で、春闘での看護要求実現の運動の交流と意思統一を行いました。
 日本医労連田中執行委員長の挨拶、井上看護闘争事務局長の基調報告、村上優子さんのお母さんから「過労死裁判の判決を受けて」、支える会から「藤村タズ子さん、無実を勝ち取る運動へ」の2つの訴えが続きました。参加者は、身につまされると同時に他人事ではないと真剣に聞き入っていました。記念講演は「ゆきとどいた看護がしたい!チーム医療の中の看護の存在価値を示す」と題した聖マリアンナ医科大学病院看護部長の陣田泰子さん。医療にとって厳しい時代のなかで、アメリカの例なども出しながら看護の破壊への警鐘を、そして、「看護は現場から」という講演に参加者の関心が集まりました。
 「職場は変えられる 私たちのチャレンジ(職場のたたかいの報告)」では、山形県医労連の奥山書記長の「退勤時間調査から要求実現へ」、全医労岩手支部佐藤支部長の「長時間2交代を撤回」、和歌山県医労連佐藤書記長の「2年課程通信制の養成所設置から修学資金運動へ」の報告がありました。翌日は、5つの分科会と菅原中央執行委員講師の労基法の基礎講座と全体集会。「17年間変わらなかった看護職員の配置基準、半世紀以上変わらなかった看護制度を、いま私たちのたたかいが動かそうとしている、歴史的な成果を目前に、看護職のたたかいの大きなうねりを作ろう」との大村看護闘争委員長のまとめで閉会しました。「北海道から沖縄まで、さまざまに工夫をしながら、より良い職場をつくっていくためにがんばっている仲間が多くいることに感激しました。私もがんばります」若い参加者の感想でした。