大学部会代表者会議
ベア回答必ず引き出そう

 2月5〜6日、日本医労連大学部会(久保輝子議長/関西医大労組)は、東京・日本医療労働会館で「05春闘対策・大学労組代表者会議」を開催。国・公・私立合せて14大学から、全体で43名が参加しました。
 開会挨拶で久保議長は、“ベアゼロ、定昇切り下げを許さず、何としてもベア回答を引き出そう”と意思統一した、1月の日本医労連第35回中央委員会討論を紹介したうえで、「大学部会として全国の仲間とともに05春闘を闘いましょう」とよびかけました。
 各大学からの報告と討論では、2交代長時間夜勤やサービス残業放置など、低賃金・過密労働強化の患者・教職員犠牲のもとで、大学移転や新棟建設・再開発計画などの大型設備投資が引き続き計画されていることが、大学共通の問題として明らかになりました。
 岩手医大では、大学移転に数百億円の資金が必要として、人件費率・支出の抑制を強調した「経営改善」方針を発表。早くも春闘牽制の動きを見せています。
 日本医大では、千駄木地区再開発「アクションプラン21」と称して、今後8年かけて施設拡張・新棟建設等が計画されています。
 関西医大では、本院(大阪守口市)の枚方市移転にともなう病棟運用方針決定にあたって、2交代勤務試行を当局は計画しています。
 会議は、安全な医療・看護の実現と職場改善などの諸課題とも結んで、当局にベア回答を迫る運動を大きく広げることなどを確認して終了しました。