「一時金一方的不利益変更」
尼崎医生協の 大阪高裁勝利判決

一方的就業規則変更
 定年退職者への一時金支払いを、在籍期間をはずれても日割り換算で支給するという規定を、尼崎医療生協理事会は一方的不利益変更となる、就業規則の変更を行いました。
 その結果、神戸地裁と大阪高裁の2審の裁判で労働者側の勝利判決が下されました。にもかかわらず、尼崎医療生協は原告に対する支払いはするが、謝罪もなく、規定を元に戻さない態度で、実質裁判の結果を真摯の受け止めようとしませんでした。

撤回・謝罪し労使正常化へ
 弱いものいじめの悪政が続く中、尼崎医療生協は地域の民主団体として最も大きく期待もされています。そんな民主団体の看板を背負う医療生協が、法を犯した行動に出て良いわけがなく、労働組合としては民医連・医療生協に加盟する尼崎医療生協が今回の裁判の結果を真摯に受け止め、直ちに原告に謝罪し就業規則を元に戻すと同時に同意約款を強く求めています。尼崎医療生協が本来の地域に期待される運動を展開し、正常な労使関係を結ぶことを強く求めています。

多くの団体・労組の思い、要請に表れる
 2月19日尼崎医療生協の臨時総代会前に13団体50人を超える方々が駆けつけ、尼崎医療生協の労使正常化を求める要請行動が取り組まれました。総代会の中でも早期の正常化を求める発言が出されました。今後も引き続き、法人の姿勢が変わるまで兵庫県医労連は、早期の解決に向けて運動を続けていく決意です。みなさまのご支援をよろしくお願い致します。