日本国憲法9条は世界の宝
全日赤 職場に「9条の会」を! 全ての単組によびかけ
首相の靖国参拝 憲法改悪の動き
国内外から大きな批判

 8月15日は、日本の終戦記念日です。日本が太平洋戦争に負けて、60年になります。この侵略戦争を引き起こしたA級戦犯(戦争犯罪人)を祭った靖国神社への小泉首相の参拝と憲法改悪の動きに、国内外から厳しい批判が上がっています。医療分野でも「9条の会」などの運動が盛り上がってきています。
 全日赤は、第60回定期大会(7月15日〜)の2日目終了後、「日赤9条の会」の記念講演会とレセプションを行いました。
 大阪憲法会議事務局次長の薮田ゆきえさんが、「9条が世界を救う〜憲法を守る運動は希望を語ること〜」と題して記念講演。
 レセプションには、発起人の柘植つい子さんや、全日赤の諸先輩も参加され、「二度と悲惨な戦争を繰り返さない医療従事者が戦争に加担させられることがないように」の思いで、緊張の中にも和やかな雰囲気で行われました。
 「日赤9条の会」は、元従軍看護婦や日赤OB、現役職員らが発起人となり、今年5月に結成しました。発足当初から、元従軍看護婦や日赤OBから、入会とメッセージ、カンパが届けられました。組合員の家族も入会されました。現在、会員は100人を超えました。全日赤では、「日赤9条の会」のホームページを開設しました。開設後は、「ネット」からも入会できるようになります。

寄せられたメッセージ
津村ナミエ(発起人・元日赤従軍看護婦)

 640班の4人が大陸の原野に草むす屍となって眠っています。日本に帰りたい、父母兄弟に会いたいと言いつつ死なねばならない戦地に派遣された日赤ナースの末路でした。9条を命がけで守ることは、生きている者の使命です。アメリカのしもべになり下がって恥じない政治家の良心に怒りがこみ上げる。