准看護婦・士から看護婦・士への
移行教育の早期実現を求めるアピール

1999年4月、「厚生省・移行教育検討会」は、就業経験10年以上の准看護婦・士を対象に看護婦・士への「移行教育」をおこなうという内容の報告書をまとめました。「半世紀におよぶ看護制度にやっと改善の光があたった」と、准看護婦・士をはじめ関係者から大きな喜びの声があがりました。

旧厚生省の調査でも、4分の3の准看護婦・士が「移行教育」の受講を希望しています。多くの准看護婦・士や関係者が移行教育の早期実現を求めています。

この検討会報告が出されて、まもなく3年が経過しようとしています。しかし、いまだに移行教育の開始時期が決められていません。行政の怠慢ではないかとの声があがっています。

准看護婦・士の切実な思いに応え、看護のレベルアップを実現するためには、これ以上の猶予は許されません。一刻も早く、移行教育の実施時期を決定することが必要です。そして、移行教育の受講を希望するすべての准看護婦・士の受講を保障する計画の策定と充実した支援措置の確立に着手することが求められています。

私たちは、移行教育を早期に実現したいという熱い思いから本日、「准看護婦・士から看護婦・士への移行教育の早期実現をめざす中央情報センター」(略称:移行教育中央情報センター)を結成しました。これから、多くの准看護婦・士や関係者の方々と協力し、その実現のために活動していくものです。

私たちは要求します。
准看護婦・士から看護婦・士への移行教育の早期実現を!
希望者全員の受講を保障する計画の策定と支援措置の確立を!

2002年2月27日
移行教育の早期実現をめざす中央情報センター結成式