たたかう仲間に支援と激励を!
争議連帯カンパ

 不当解雇や弾圧、権利侵害などに屈せず争議の最中にある単組や組合員を、日本医労連全体で支援し、争議の1日も早い解決をめざすために、今年も「争議連帯カンパ」にとりくみます。1組合員100円以上を目標に大きな支援を訴えます。


仲間にささえられ争議解決

北海道恵和会労組

 11月19日、札幌地方裁判所は、恵和会労組委員長の降格事件について、組合完全勝利の判決を下しました。判決は、葛西委員長の降格前の課長職の地位を確認するとともに、組合が請求していた団結権侵害も認め、損害賠償請求満額100万円の支払いを病院に命じました。また、判決文では、組合に対する団交拒否、支配介入、地労委での証言に対する不利益扱いなど、労働組合法第七条の不当労働行為すべての項目に該当することを認定、「原告組合が受けた損害は百万円をくだらない」「訴訟費用については、被告の負担とする」との内容となりました。この判決はNHKニュースや新聞でも報道されました。恵和会労組は、翌日早朝に「病院は控訴するな」と街頭宣伝を行いました。

大阪清恵会分会

 「職場に戻って働きたい」「患者さんにおいしい給食を食べてもらいたい」との思いで争議をたたかってきた清恵会病院分会と大阪医労連は、10月14日、大阪地方裁判所において、「闘争勝利の和解」を成立させました。
 内容は、「被告・清恵会病院は原告8名全員の解雇を撤回、内4名はシダックスに出向し、清恵会病院の給食調理につかせる。4名は平成14年4月30日付けで退職したことを確認する。被告は原告に解決金を支払う」というものです。
 経営者の不当な解雇が断罪され、解雇無効になったのは当然のことながら、在籍出向という形ではあれ、清恵会の給食現場で働く条件を確保したのは、大きな成果です。