「全医労不利益・雇止め是正裁判」への支援を
一方的切り下げ許さない

 全医労は、国立病院の独法化に伴って行われた「不利益・雇止め是正裁判」を起こしています。
 これは、(1)就業規則の一方的な制定による一般職員の不利益変更の撤回、(2)雇止めという圧力手段を使ったパート化で切り下げられた賃金の差額支払いと従来の賃金・労働条件の回復、(3)賃金職員を定員化しなかったことに対する損害賠償、を主な請求とするもの。
 9月12日には、東京で原告団結成総会を開催し、原告28人のうち26人をはじめ、弁護団など47人が参加しました。
 原告からは、「非常勤として6時間勤務、その後委託会社で働き、1日12〜13時間も拘束。給食の全面委託が強行された場合の雇用が心配」「6時間パートで、2時間委託会社で働き、さらに警備会社で月に5〜6回当直もやって、なんとか以前の収入に…。精神的・肉体的にも苦痛だ。3年での雇用打ち切りをなんとかしたい」と切実な声が出されました。
 今後のたたかいとして、(1)リーフの作成と普及・宣伝、(2)地方協規模の学習決起集会(弁護団を派遣)、(3)私の一言運動(医療・職場はどう変わったのか)、(4)裁判への支援・賛同を求めるアピール運動、(5)04年秋闘で裁判闘争の学習、05年春闘からの個人・団体署名活動、(6)ILOへの情報提供、(7)裁判闘争ニュースの発行、(8)10月27日に第1回口頭弁論、終了後原告団会議を開催、を予定しています。裁判闘争へのご支援をお願いします。