医労連紹介

部会

民医連・生協部会

 民医連・生協部会は、全日本民主医療機関連合会に加盟する病院・診療所にある労働組合と、医療生活協同組合にある労働組合で部会を構成し、全国8ブロックから運営委員を選出し、本部の担当者と一緒に年4回程度委員会を開催して部会を運営しています。10月頃には「全国交流集会」を開催し運動の交流を行い、必要に応じて2月頃に春闘対策会議を開催しています。全日本民医連や日本医療福祉生協連の役員とも年1回は懇談・申入れなどをおこなっています。

福祉部会

 福祉部会は高齢者福祉・障害者福祉・児童福祉の現場で働くなかまで構成されています。
 福祉部会では(1)労働組合がチェック機能を発揮し、利用者の尊厳を守る職場の業務改善、(2)福祉制度の改悪を防ぐために幅広い団体と共同した運動づくり、(3)介護・福祉労働者の組合員拡大とネットワーづくり、(4)全ての都道府県で介護・福祉分野の労働組合確立、を重点課題として取り組んでいます。
 社会保障制度の改悪がすすめられ、福祉が権利から商品へと置き換えられようとしているなかで、福祉部会への結集とともに更なる役割強化が求められています。

自治体病院部会

 自治体病院部会は、都道府県をはじめ地方公共団体・独立行政法人等が設置・運営する医療機関及び関連施設における加盟労組を対象に、産別方針に基づく活動交流と要求に基づ<共同の取り組みを進めています。毎年秋(10?11月を目途)に「自治体・公立病院労組全国交流集会」を開催します。全国交流集会では、地域医療改善や賃金・労働条件改善など自治体・公立病院等における共通課題を交流するとともに、要求実現に向けた取り組みを具体化します。

精神部会

 精神部会は、精神科病院や関連施設の加盟労組を対象に、日本医労連の方針に基づいて、精神医療分野における活動方針の具体化や要求の確立、政策提起などを行っています。毎年秋には、「精神医療関係労組全国交流集会」を開催し、学習や活動の交流を図り、要求実現にむけた取組を具体化しています。精神疾患は320万を超え、こころの健康の課題は国民的な課題となっています。一般病院よりも少ない人員配置基準の引き上げなど、患者・国民本位の精神保健医療福祉改革にむけた取組を強めています。

大学部会

 大学部会は、国公立・私立大学病院の労働組合で構成され、37単組・1万人ほどが結集しています。主な活動は、秋に開催される「全国医科系大学労組交流集会」をはじめ、春闘期の「春闘対策会議」や部会としての事前要請行動などを行っています。大学部会で学習と交流を行い、そして共通する要求課題に基づく共同の取組みを進めています。同じ医科系大学にはたらく仲間として国民のための医学・医療、教育、研究の発展と教職員の生活と権利、平和と民主主義擁護をめざす諸課題に取り組んでいます。

一般病院部会

 日本の約9,000の病院のうち8割が一般病院(民間病院)です。一般病院(民間病院)は地域の拠点病院として信頼と期待を集め、地域住民のいのちと健康を守る重要な役割を果たしています。この一般病院(民間病院)部会の組織化と運動が日本の医療を良くし、その職場で働く医療労働者の賃金・労働条件を改善し、全体の底上げにつながっていきます。
 いま、医師・看護職員不足や医療合理化のなかで医療提供体制の再編・縮小が進むなか、一般病院部会の役割はますます大きくなっています。